サッカー選手のもう一つの顔とも言えるのが背番号ですよね。
近年は番号固定制が当たり前になったために、この選手と言ったら何番!みたいなイメージもあるかと思います。
となると…その番号の意味というのも気になるところですよね。
今回はそんな背番号の意味を紹介したいと思います。
他にもこの番号を代表する有名な選手も紹介しますよ。
ということで今回は背番号13番編です!
Contents
サッカーの背番号13番の意味とは?
サッカーの背番号の意味・決め方を簡単に紹介
サッカーの背番号というのは、決して適当に決めているものではありません。
古くはポジションごとに番号が割り当てられており、番号を見れば役割がなんとなくわかる…といったものでした。
(元来の各ポジションの番号は、上記の図を参照)
近年は結構好きに番号を付けるようになってきた印象もありますが、現在でもこのポジションに由来した番号の付け方を見て取ることが出来ますよ。
フォーメーションと言いますか、戦術の発展の違いで国ごとに微妙に番号の意味が異なるのも面白いところ。
この辺りは非常に深いので、下記の記事で詳しく紹介しています。
背番号13の意味とは?
では、13番の意味とはいったい何なのか?
どこのポジションで何を象徴する番号なのかというと、こんな感じです。
・ゴールキーパー(リーガ・エスパニョーラ)
・(一部チームの)エースナンバー
背番号の歴史を簡単に紹介しましたが、1~11を後ろから順に当てはめたのが基本となるため…11番以降は意味合いが薄かったりするのも事実。
たまたまにしろ意図的にしろ、かつてその番号を付けた名選手の影響というものが大きいです。
そんな中で13番はリーガ・エスパニョーラでは控えゴールキーパーの番号ですね。
これはリーガの背番号規定により1、13、25番がゴールキーパーの番号と定められているため。
エースナンバーは先ほど紹介したように、かつて13番を付けて大活躍した選手がいたから…という理由が多いですね。
サッカーの背番号13番の有名選手を紹介!
背番号13の代表的な選手といったら誰か。
なるべく時代が偏らずに…広く取りたいので「この選手がいない!」とかがあるかもしれませんが…ご了承下さい。
先ほど紹介したようにパターンが2つありますので両方を個別に紹介しますよ。
ゴールキーパー
まずはゴールキーパーの選手。
サンティアゴ・カニサレス
ダビド・デ・ヘア
ケパ・アリサバラガ
まずはバレンシアやスペイン代表で活躍したカニサレス。
レアル・マドリード時代にはフランシスコ・ブーヨが守護神に君臨していたために、チームでも13番を付けることが多かったですね。
バレンシア移籍後は正ゴールキーパーとして活躍し、背番号も1番を付けていました。
スペイン代表ではデビュー当時にはアンドニ・スビサレッタが君臨していたため、控えの番号である13番を。
2000年のユーロと2004年のユーロでは1番を付けましたが、2002年頃よりカシージャスが台頭したため1番はカシージャスのもとに…。
続いてはマンチェスター・ユナイテッドやスペイン代表で活躍する、デ・ヘア。
アトレティコ・マドリードでデビューした際には13番を。
ちなみにこの時に1番を付けていたのはセルヒオ・アセンホでしたね。
ユナイテッド移籍に伴い、背番号を1に変更しています。
スペイン代表では2012年頃に選出され、2014年の親善試合でデビュー。
この時の代表にはカシージャスが君臨していたために背番号は13ですね。
カシージャスが代表に呼ばれなくなってからは正ゴールキーパーになり、背番号も1番になっています。
そしてそんな現在のスペイン代表で控えゴールキーパーとして13番を付けるのがケパ。
チェルシーの守護神でしたが…2019-2020シーズンよりカバジェロにポジションを奪われ移籍も噂されています。
クラブでは1番を付けていますが、代表ではデ・ヘアの控えとして13番を付けています。
エースナンバー
続いてチームのエースナンバーを13番にした選手です。
ゲルト・ミュラー
永島昭浩
柳沢敦
アレッサンドロ・ネスタ
13番のエースと言ったら、やはりドイツの爆撃機ことゲルト・ミュラー。
ドイツの代表やクラブで13番を特別な番号にしたのはこの人の功績です。
驚異の得点力で1970年代のドイツ代表を牽引した選手ですね。
これにより13番はドイツで特別な番号となり、その後もルディ・フェラーやミヒャエル・バラック、トーマス・ミュラーとその年代を代表する選手に引き継がれています。
そして鹿島アントラーズと日本代表で13番を背負ったのが柳沢敦選手。
サンプドリア、メッシーナ、京都サンガ、ベガルタ仙台でも13番を付けたように、13番にこだわりを持った選手ですね。
京都サンガ移籍後は興梠慎三選手が付け、その後は中村充孝選手が付けています。
そしてヴィッセル神戸の13番を特別な番号にしたのが、永島昭浩選手です。
今は解説やスポーツキャスターなどでお馴染みですね。
ミスター神戸としてチームを牽引し、神戸のエースストライカーの背番号を13にした選手。
引退後は播戸竜二選手、大久保嘉人選手、我那覇和樹選手、小川慶治朗選手とエースが背負い続けている番号です。
そしてエース…というと少し違いますが、13番を代表する選手がアレッサンドロ・ネスタ。
世界最高のディフェンダーとも名高い選手でしたが、クラブでもイタリア代表でも13番を付けた選手。
13という数字は不吉と言われ使いたがらない…という文化が西洋にはありますが、イタリアも同様だったようです。
そのため誰も付けようとせずに最後まで余っていた13番を子供の頃に愛用。
そのまま愛着を持ちプロになっても使い続けたようです。
ネスタに憧れて13番を付けたCBは多く、ミランではアディル・ラミ、アレッシオ・ロマニョーリが13番を。
他のチームでもダヴィデ・アストーリやアンドレア・ラノッキアなどが、ネスタに憧れて13番を付けています。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
13番は控えゴールキーパーや一部のチームの象徴の番号
その選手への憧れから使う選手も
国によって違いはあるものの、背番号はポジションに由来したものが多いです。
そのため、やはり似たタイプの選手と言いますか…イメージや特徴が近い選手が多くなるのが面白いところですよね。