サッカー選手のもう一つの顔とも言えるのが背番号ですよね。
近年は番号固定制が当たり前になったために、この選手と言ったら何番!みたいなイメージもあるかと思います。
となると…その番号の意味というのも気になるところですよね。
今回はそんな背番号の意味を紹介したいと思います。
他にもこの番号を代表する有名な選手も紹介しますよ。
ということで今回は背番号12番編です!
Contents
サッカーの背番号12番の意味とは?
サッカーの背番号の意味・決め方を簡単に紹介
サッカーの背番号というのは、決して適当に決めているものではありません。
古くはポジションごとに番号が割り当てられており、番号を見れば役割がなんとなくわかる…といったものでした。
(元来の各ポジションの番号は、上記の図を参照)
近年は結構好きに番号を付けるようになってきた印象もありますが、現在でもこのポジションに由来した番号の付け方を見て取ることが出来ますよ。
フォーメーションと言いますか、戦術の発展の違いで国ごとに微妙に番号の意味が異なるのも面白いところ。
この辺りは非常に深いので、下記の記事で詳しく紹介しています。
背番号12の意味とは?
では、12番の意味とはいったい何なのか?
どこのポジションで何を象徴する番号なのかというと、こんな感じです。
・サポーター
・ゴールキーパー
一言でタイプを説明すると、控えのゴールキーパーが付けることが多いと言えるでしょう。
背番号発祥の由来を紹介しましたが、サッカーでプレーするのは11人。
つまり12番というのは、控えの選手の先頭になるんです。
そのためクラブチームでは、チームを支える12番目の選手という意味でサポーターズナンバーとしているところも多いですね。
ピッチの選手11人と共に一緒に戦う…という意味で12番をサポーターの番号にして選手に与えていないチームも多いです。
そして控えのゴールキーパーとなると、ナショナルチームにその傾向が強くなりますね。
ワールドカップなどの場合は登録23名の選手に、1~23番までの背番号を与える必要があります。
(24以上の数字は不可)
そのため12番も選手が付けることになるのですが、控えの選手の先頭の番号ということで再びゴールキーパーに戻るということのようです。
ただし必ずしもこの通りではないナショナルチームも多く、例えばスペインでは控えゴールキーパーは13番の傾向が強いですね。
これはリーガ・エスパニョーラで、ゴールキーパーの番号は1、13、25と定められていることが大きいと思われます。
サッカーの背番号12番の有名選手を紹介!
背番号12の代表的な選手といったら誰か。
なるべく時代が偏らずに…広く取りたいので「この選手がいない!」とかがあるかもしれませんが…ご了承下さい。
先ほど紹介したようにパターンが2つありますが、1つはサポーターです。
なのでゴールキーパーと、なぜか12番を好んだ選手を紹介したいと思いますよ。
ゴールキーパー
まずはゴールキーパーの選手。
フランチェスコ・トルド
ビクトル・バルデス
西川周作
まずはインテルやイタリア代表で活躍し、PKストッパーとして有名なフランチェスコ・トルド。
ブッフォンさえいなければイタリア代表の正ゴールキーパーは彼だった…とか、他の国ならば間違いなく正ゴールキーパーになれる…なんて言われた選手でもあります。
クラブチームではほとんどで1番を付けていましたが、代表では12番が多かったです。
主要大会で1番を付けたのは、確か1998年のフランスワールドカップだけだったような…。
この時は12番を付けたパリュウカが出場したので、トルドの出番は無かったというオチもあります。
2000年のユーロからはブッフォンが1番を付けることになり、トルドはあっさりと1番を譲ったという話もあるようですね。
結局ブッフォンは2000年のユーロ直前に怪我をしたため、追加招集されたアッピアーティが1番をつけましたが、この大会でトルドは大活躍。
12番の凄いキーパーというイメージが強く印象に残る大会となりました。
続いてはバルセロナの守護神として、スペイン代表でも活躍したビクトル・バルデス。
彼もまたカシージャスが君臨していたために、代表では出場機会が限られた…と言っても良いでしょう。
バルデスはバルサの守護神として、カシージャスはレアルの守護神として…遜色ない活躍をしていましたが、代表ではカシージャスが優位でしたね。
ちなみにバルデスもクラブでは1番を使っており、代表では12番を背負うことになりました。
そして最後にパントキックの名手である西川周作選手です。
彼も代表では12番というイメージが強い選手。
この時は川島永嗣選手が1番を付けています。
一時期は川島永嗣選手が無所属状態だったりもあり、完全にポジションを奪ったかに見えましたが…浦和の低迷期が重なったのが不運だったかもしれません。
川島永嗣選手が復活したことや、東口順昭選手、中村航輔選手などの台頭もあり近年は代表に選出されていませんね。
クラブチームでは所属チームの初年度に21を。
翌年以降は1番を付けるという流れで現在まできています。
(大分、広島、浦和で21→1)
12番を好んだ選手
そして12番を好んだ選手です。
ゴールキーパーはどちらかと言うと「1番を付けたいけど12番になった」選手が多いですが、こちらは「好んで12を選んだ」選手です。
マルコ・ファン・バステン
ティエリ・アンリ
マルセロ
元祖?12番のフィールドプレーヤーというと、マルコ・ファン・バステン。
アヤックスやミラン、オランダ代表で大活躍した1980年代~1990年代を代表するストライカーですね。
彼の背番号というと9番のイメージが強い方も多いと思いますが、1988年のユーロでは12番を付けてプレーしています。
この大会では5得点を挙げ、得点王を獲得したこともあり…12番のフィールドプレーヤーの代表的な存在になっていますね。
続いてアーセナルやフランス代表で活躍したティエリ・アンリ。
彼はクラブでは14番を使っていましたが、フランス代表では12番を使い続けた選手です。
この12番というのは、先ほど紹介したファン・バステンにあやかって…とのこと。
ちなみに14番はクライフにあやかって…だそうですね。
最後はレアル・マドリードやブラジル代表で活躍しているマルセロ。
彼は逆に代表では6番や16番が多かったのですが、クラブでは12番を選んでいた選手。
ちなみに代表でも12番を使うことが認められ、2018年より12番に変更しています。
12というのがお気に入りのナンバーだそうで、これは5月12日生まれに由来しているようですよ。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
12番はサポーターやゴールキーパーの番号
ポジション関係無く愛用している選手も
国によって違いはあるものの、背番号はポジションに由来したものが多いです。
そのため、やはり似たタイプの選手と言いますか…イメージや特徴が近い選手が多くなるのが面白いところですよね。