サッカー選手のもう一つの顔とも言えるのが背番号ですよね。
近年は番号固定制が当たり前になったために、この選手と言ったら何番!みたいなイメージもあるかと思います。
となると…その番号の意味というのも気になるところですよね。
今回はそんな背番号の意味を紹介したいと思います。
他にもこの番号を代表する有名な選手も紹介しますよ。
ということで今回は背番号18番編です!
Contents
サッカーの背番号18番の意味とは?
サッカーの背番号の意味・決め方を簡単に紹介
サッカーの背番号というのは、決して適当に決めているものではありません。
古くはポジションごとに番号が割り当てられており、番号を見れば役割がなんとなくわかる…といったものでした。
(元来の各ポジションの番号は、上記の図を参照)
近年は結構好きに番号を付けるようになってきた印象もありますが、現在でもこのポジションに由来した番号の付け方を見て取ることが出来ますよ。
フォーメーションと言いますか、戦術の発展の違いで国ごとに微妙に番号の意味が異なるのも面白いところ。
この辺りは非常に深いので、下記の記事で詳しく紹介しています。
背番号18の意味とは?
では、18番の意味とはいったい何なのか?
どこのポジションで何を象徴する番号なのかというと、こんな感じです。
・ストライカー・アタッカーに多い
・セントラルハーフにも多い
背番号の歴史を簡単に紹介しましたが、1~11を後ろから順に当てはめたのが基本となるため…11番以降は意味合いが薄かったりするのも事実。
たまたまにしろ意図的にしろ、かつてその番号を付けた名選手の影響というものが大きいです。
そんな中で18番というのは1+8=9とか、9×2=18だから…とかの理由で9番を好む選手が付けることが多かったですね。
9番を好む選手というと…ストライカーが多いことに。
チームで既に9番が使われており、そのため9を連想させる番号として18番を選ぶ…というケースが多いです。
他には8番を付けたい選手が、空いてないからと選ぶことも。
単純に1桁目が8だから18を…空いて無ければ28、38というイメージですね。
8番を好む選手ということで、セントラルハーフの選手が多くなります。
しかし先ほど紹介したように…11以降は意味合いが薄くなっており、単純に好きな番号だからという理由で選ぶ選手も多いですね。
サッカーの背番号18番の有名選手を紹介!
背番号18の代表的な選手といったら誰か。
なるべく時代が偏らずに…広く取りたいので「この選手がいない!」とかがあるかもしれませんが…ご了承下さい。
元をただせば控え選手の番号であり、ストライカー系が多いとは言え…ポジションに関係無い面も。
なので、時代ごとに代表的な背番号18を見ていきたいと思いますよ。
1990年代の背番号18
まずは1990年代に活躍した選手です。
ユルゲン・クリンスマン
イバン・サモラーノ
ロベルト・バッジョ
まずはドイツ代表で長いこと18番を背負っていたクリンスマン。
最近ですとアメリカ代表やヘルタ・ベルリンの監督と言った方が伝わる方も多いでしょうか?
クラブチームでは9番を好んで使っていましたが、トッテナムやバイエルン・ミュンヘン、サンプドリアで18番を使っています。
典型的なストライカーなだけに欲しかったのは9番なのかなと思いますが、当時のドイツ代表(正確には西ドイツですか)の9番はルディ・フェラー。
長く9番を背負った選手だけに、クリンスマンと言えども9番を付けることは出来なかったのでしょう。
続いてはチリ代表のエースストライカーとして活躍した、ヘリコプターことサモラーノ。
彼も9番を愛したストライカーでしたが、ロベルト・バッジョのインテル加入により18番となりました。
もう少し正確に言うと、9番がサモラーノで10番は怪物ロナウドでした。
バッジョ加入により10番はバッジョに行き、ロナウドが9番を希望。
サモラーノは拒否するもクラブ命令にて9番を明け渡すことに…。
そのため18番のユニフォームには小さな+を書き、1+8でプレーしていました。
最後はそんなサモラーノの背番号騒動の原因ともなったバッジョです。
バッジョと言えば先ほどのように10番がトレードマーク。
しかし1998ワールドカップのイタリア代表や、ACミランで18番を使用しています。
代表ではデル・ピエロの台頭により10番はデル・ピエロに…。
ミランでは加入時に既にデヤン・サビチェビッチが10番を付けていたため、10を希望せずに18を選んでいます。
ちなみに18番の理由は2月18日生まれだから…だそうです。
2000年代の背番号18
そして2000年代の18番の選手です。
ポール・スコールズ
マニシェ
アントニオ・カッサーノ
マンチェスター・ユナイテッドの象徴的な存在でもあるスコールズ。
2000年代のところで紹介しますが、代表で輝いたのは90年代かもですね。
2000年代に入るとジェラードとランパードがセントラルハーフでコンビを組み、スコールズは本来のポジションではない左サイドハーフで起用…。
代表では8番が多かったですが、ユナイテッドでは18番を使い続けていました。
1度引退し、再度現役復帰した際にはアシュリー・ヤングが使っていたために22番を選択しています。
続いてはポルトガル代表のマニシェ。
実は本名はヌーノ・リカルド・デ・オリヴェイラ・リベイロといい、全くもってニックネームがマニシェにはならない選手。
これはベンフィカ時代に、ベンフィカの伝説的な選手であるミカエル・マニケにちなんでつけられたもの。
クラブでは18番の他、20番や8番を使用しましたが、ポルトガル代表ではほぼ18番を使い続けた選手です。
最後は長友佑都選手の友人として日本でも有名なカッサーノ。
比較的最近までプレーした選手ですので2010年代にしても良かったのですが…2010年代の背番号は99です。
2000年代のバーリ、ローマ、レアルで18番を使っていますね。
イタリア代表でも18番を背負い、他には10番も背負っています。
カッサーノは理由は不明ですが…18番を愛した選手です。
キャリア晩年の99番も、9が2つで(9×2)18だから…という理由でした。
2010年代以降の背番号18
最後に2010年代以降の18の選手です。
ギャレス・バリー
リッカルド・モントリーヴォ
ジョルディ・アルバ
まずはプレミアリーグ歴代最多試合出場のギャレス・バリー。
18番を愛用する選手ですが、キャリア初期のアストン・ヴィラでは6番です。
マンチェスター・シティへの移籍以降18番を使うようになり、エバートンでもウェスト・ブロムウィッチでも18を使い続けていますね。
ちなみにイングランド代表では18を使った事は無いと思います。
18番を好む理由は不明ですが、現代の18番を愛する選手の1人ですね。
続いては現役を引退したばかりのモントリーヴォ。
フィオレンティーナやミランで主将も務めた、現代型のファンタジスタと言える選手。
抜群のテクニックから驚きをもたらすプレーを見せつつも、フィジカル面での強さも見せた…という点で現代型のファンタジスタではないでしょうか?
そんな彼はキャリアを通じて18番を使用。
イタリア代表でも基本的に18番を使っていました。
理由は不明ですが…恐らく1月18日生まれだからだと思われます。
最後はバルセロナやスペイン代表で活躍しているジョルディ・アルバ。
彼はバルセロナに移籍してから18番を使い続けている選手です。
バレンシア時代には28番と17番を使っていました。
スペイン代表ではほぼ全てで18番を使用しています。
代表と言うと、自身初の大きな大会となったユーロ2012で、本大会全6試合に出場しスペインの優勝に貢献しています。
その成功にあやかりその後は代表でも18番を継続し、クラブでも18番に変更したと言われています。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
18番はストライカーやセントラルハーフに多い
本来は控え選手の番号だった
好きな番号として選ぶ選手も
国によって違いはあるものの、背番号はポジションに由来したものが多いです。
そのため、やはり似たタイプの選手と言いますか…イメージや特徴が近い選手が多くなるのが面白いところですよね。