ここ何年も、世界最高峰のプレーヤーの1人とされているリオネル・メッシ。
しかし彼は自分のことを天才ではなく、努力の人だと語っていますね。
幼少期の苦労や、天才マラドーナとの比較。
更には母国アルゼンチンをW杯優勝に導けていない…など、苦悩を感じさせるコメントも非常に多いです。
そんな中でも努力を続けてきたところこそ、彼が本当に天才な所以だったりするのでしょう。
今回はそんなメッシの名言を激選して5つ紹介します。
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メッシの名言・格言5選!
乗るべき列車は一度しか通らない
メッシが母国アルゼンチンからバルセロナに向かう時の言葉と言われています。
13歳の時にFCバルセロナの入団テストを受け、その際に当時の監督であるカルロス・レシャックが才能を見抜き、その場にあった紙ナプキンに署名を求めたというのは有名なエピソード。
乗るべき列車というのは、言うまでもなくチャンスのことであり…自分の前を何度も通るものではないことを幼いながらにも知っていたということですね。
これまた有名な話ですが、メッシには成長ホルモンの分泌異常があり治療をしないと身体が発達しないと診断されていました。
家が低所得であったために治療費を支払うのが困難であり、当時所属していたアルゼンチンのニューウェルズは当初治療費の支払いを同意していたものの…あまりの金額の高さに最終的に拒否。
アルゼンチンの強豪であるリーベル・プレートがメッシをスカウトするも、こちらも治療費の支払いが困難となり移籍は破談に。
そして13歳の時にバルセロナの入団テストに合格し、治療費の全額をバルサが支払うことを約束。
自分のサッカー選手としての将来のためには、ベストな選択肢だとわかっていても…13歳の少年が生まれ育った母国を離れることはショックだったに違いないでしょう。
ここで「乗るべき列車」と言い切り、見事成功を掴んだところに強さを感じますね。
ちなみに当時のアルゼンチンは経済が崩壊しており…アルゼンチンに残ることにしていた場合はしっかりとした治療が受けられなかった可能性が高いです。
世界のメッシは誕生していなかったかもしれませんね。
努力すれば報われる?そうじゃないだろ。報われるまで努力するんだ
バルセロナでデビューしてからのメッシの活躍は…最早改めて紹介するまでのことでもないですよね。
世界最高の選手の証明とも言えるバロンドールを、2019年9月現在では5回も受賞。
世間ではメッシに対して天才という声で称賛していました。
特に最大のライバルとも言えるクリスティアーノ・ロナウドが、ストイックに自身の体を鍛え続ける努力家…というイメージがあるだけに対比の構図が作られていましたね。
天才のメッシ、努力のロナウド…みたいなイメージでした。
しかし本人はこんな言葉も残していますよ。
「僕は生まれながらの天才ではない。努力の人間なんだ」
努力というのは基本的に楽しいものではないことが多く、そしてなかなか報われたと感じることが少ないもの…。
報われる時がくるまで、黙々と努力することの大切さを教えてくれる言葉です。
僕とマラドーナを比べるのは、彼に対して失礼だ
デビューした早い段階から、マラドーナ2世という呼び声が高かったですよね。
小柄で同じ左利きのアタッカー。
更にはほぼ左足しか使わないというプレースタイルといい、確かに似た印象を受けた方が多かったハズ。
更には5人抜きのゴールや、神の手ゴールなど…往年のマラドーナを感じさせるプレーがあったのも事実。
色々な意見があるとは思いますが、実績としてはマラドーナを超えたと言っても良いかと…個人的には思っています。
しかし本人はマラドーナの足元にも及ばないとして、上記の発言。
更には「100万年経ってもマラドーナの足元にも及ばない」という言葉まで残しています。
謙虚と言えば聞こえは良いですが…恐らく彼の中で1番引っかかっているのが、アルゼンチン代表をワールドカップ優勝に導けていないこと。
若くしてスペインに行ったメッシだけに、母国アルゼンチンでは批判の声が多いのも事実。
「バルセロナで見せるプレーを、アルゼンチン代表では見せられていない」なんて言われてしまっています。
アルゼンチンのワールドカップ優勝はというと、1978年のアルゼンチン大会と、マラドーナの大会とまで言われた1986年のメキシコ大会の2回。
それ以降優勝は無く、アルゼンチン国民は今でもマラドーナこそがアルゼンチン最高の…世界最高のプレーヤーだと感じています。
アルゼンチンをワールドカップ優勝に導けたら、マラドーナとの比較も終わるかもしれませんね。
W杯で優勝できるなら2年間はバロンドールを辞退してもいい
そんなメッシが、どれだけアルゼンチンのワールドカップ優勝を望んでいるのかがわかる発言です。
元々メッシは個人のタイトルはあまり重要と考えておらず、チームのタイトルこそが大事というスタンスです。
(メディアが勝手に)最大のライバルであるクリスティアーノ・ロナウドとの比較に関しても、次のような言葉を残していますね。
「クリスティアーノ・ロナウドより自分が上かどうかなんてどうでもいい。それよりバルセロナがマドリードより上かどうかだ」
ロナウドのユヴェントス移籍で…少し周囲も静かになったかもしれません。
とまぁ個人タイトルよりもチームタイトルを優先するタイプではありますが、それでもタイトルが欲しくない選手なんていないでしょう。
バロンドールを辞退すれば優勝出来るのなら、2回辞退してでも欲しいタイトル…ということなんでしょうね。
まぁワールドカップを優勝に導いたのであれば、その年のバロンドールはメッシになるでしょうが。
誰もがマラドーナを超えたと認めるためにも、ワールドカップ優勝のタイトルはほしいところです。
僕が心配しているのは、世界一の選手かというより、自分が良い人であるかどうか
最後に紹介するのは、メッシの人間性がわかるこの言葉。
サッカー選手である前に良き人間であれ、という言葉ですね。
この手の言葉を多く残しており、本当にメッシの人間性が素晴らしいことがわかります。
例えば次の言葉。
「私にとって大切な事は、相手に対してのリスペクト・謙虚さ・自己犠牲の気持ちです」
そして味方に対しては、
「チームメイトには良い仲間であったと記憶され、一緒にプレーした仲間とは友人でありたい」
と語ります。
サッカーはチームメイトがいて、相手がいて成り立つんだということを大事にしているのが伝わりますね。
ただの天才ではなく、努力した天才だからこそ出てくる言葉とも言えそうです。
ちなみに、個人的にはこの言葉も好きです。
「攻撃の選手は試合の勝敗を決める。ディフェンスの選手は大会の勝敗を決めるんだ」
サッカーの本質をよく表している言葉だと思いますね。
点を取らないと勝てない。
点を取られなければ負けることはない。
それをよく表した言葉ではないでしょうか?
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
メッシの名言を激選して5つ紹介
華麗なプレースタイルから天才のイメージが非常に強いですが、努力の人だということがわかりますね。
そしてマラドーナとの比較や、アルゼンチン代表での苦悩なども読み取れると思います。
年齢的にもラストチャンスとなりそうな2020年のワールドカップ。
ここでアルゼンチン代表を優勝に導けるかどうか、期待したいところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。