サッカー選手のもう一つの顔とも言えるのが背番号ですよね。
近年は番号固定制が当たり前になったために、この選手と言ったら何番!みたいなイメージもあるかと思います。
となると…その番号の意味というのも気になるところですよね。
今回はそんな背番号の意味を紹介したいと思います。
他にもこの番号を代表する有名な選手も紹介しますよ。
ということで今回は背番号3番編です!
Contents
サッカーの背番号3番の意味とは?
サッカーの背番号の意味・決め方を簡単に紹介
サッカーの背番号というのは、決して適当に決めているものではありません。
古くはポジションごとに番号が割り当てられており、番号を見れば役割がなんとなくわかる…といったものでした。
(元来の各ポジションの番号は、上記の図を参照)
近年は結構好きに番号を付けるようになってきた印象もありますが、現在でもこのポジションに由来した番号の付け方を見て取ることが出来ますよ。
フォーメーションと言いますか、戦術の発展の違いで国ごとに微妙に番号の意味が異なるのも面白いところ。
この辺りは非常に深いので、下記の記事で詳しく紹介しています。
背番号3の意味とは?
では、3番の意味とはいったい何なのか?
どこのポジションで何を象徴する番号なのかというと、こんな感じです。
・左サイドバック
・センターバック
一言でタイプを説明すると、守備的な選手が付けることが多いと言えるでしょう。
基本的には左サイドバックの番号ですが、国によってはセンターバックの番号に。
背番号発祥時には2-3-5というVフォーメーションが主流だったわけですが、3番と言うのはこの時の左のフルバックの番号です。
各国で様々な戦術の発展と共に、背番号も国ごとの違いが出てくるのですが…ディフェンスの枚数を増やすにあたりハーフバックを下げる際にどこに下げたかで3番の意味が変わりました。
オーソドックスにはハーフバックを真ん中に入れて、3番を左サイドへ。
これが3番=左サイドバックの流れです。
対してハーフバックを両サイドのディフェンスに下ろすと、3番はセンターバックとなります。
オランダやブラジルなどが、3番=センターバックな国ですね。
サッカーの背番号3番の有名選手を紹介!
背番号3の代表的な選手といったら誰か。
なるべく時代が偏らずに…広く取りたいので「この選手がいない!」とかがあるかもしれませんが…ご了承下さい。
先ほど紹介したようにパターンが2つあるので、それぞれ個別に紹介したいと思いますよ。
その他にポジションに関係なく3番を愛用した選手も紹介します。
左サイドバック
まずは左サイドバックの選手。
パオロ・マルディーニ
ロベルト・カルロス
アシュリー・コール
ちょっと時代が偏ってしまった感がありますが…。
まずは史上最高の左サイドバックであり、ミランの象徴と呼ばれたマルディーニ。
キャリアが長かったため、晩年はセンターバックでプレーすることも多くそのイメージが強い方も多いかと。
しかし本来のポジションは間違いなく左サイドバックが適正です。
最近ですとジョルジョ・キエッリーニも、今はセンターバックですが左サイドバックだったから3番を付けているプレーヤーと言えるでしょう。
続いては悪魔の左足と呼ばれたロベルト・カルロス。
彼は背番号ではなく左サイドバックというポジションに強くこだわった選手。
そのため、ブラジル代表では6番を付け欧州のクラブでプレーした際には3番を付けていました。
ブラジルでは6番=左サイドバックですので、晩年に母国に凱旋しコリンチャンスに所属した際にも6番を選択しています。
国によって背番号の意味が違うという、代表的な例ですね。
最後はこれまた世界最高の左サイドバックと言われたアシュリー・コール。
スペシャリストとして、左サイドバックのみでプレーした選手です。
所属したクラブ、そしてイングランド代表ではほぼ全てで3番を使い続けていました。
左サイドバックのスペシャリストとして、こだわりの背番号3だったと言えるでしょう。
センターバック
そしてセンターバックの選手です。
秋田豊
ヤープ・スタム
ジェラール・ピケ
3番がセンターバックとなったのは、オランダやブラジルですが…日本もこの傾向がありますね。
まずは鹿島アントラーズの伝統の3番は彼から始まった、とも言えるのが秋田豊選手。
入団当初こそ右サイドバックでプレーしましたが、その後はセンターバックに。
対人の強さとヘディングの強さが特徴の選手でしたね。
アントラーズはその後も岩政大樹選手、昌子源選手と偉大なセンターバックが背負ってきました。
続いてはオランダ史上最高のディフェンダーとも言われるヤープ・スタム。
オランダ代表とオランダのクラブでは3番を、マンチェスター・ユナイテッドでは6番を付けたセンターバックです。
オランダでは3番=センターバックですので、代表以外でもPSVやアヤックスでは3番を使っていましたね。
ユナイテッドではイングランドのセンターバック=6番にならったのか、デニス・アーウィンが既に3番を付けていた(左サイドバック)ので付けられなかったのか…不明ですが6番ですね。
最後にバルセロナやスペイン代表で守備の要として活躍するジェラール・ピケです。
彼はスペイン人なのに…なぜか3番を愛用するセンターバックなんですよね。
マンチェスター・ユナイテッド時代には28番と19番を使用し、サラゴサ時代には18番を使用していますが、バルセロナと代表では3番を使い続けています。
これは推測ではありますが…センターバックで3番を好むというのはバルセロナだから、かと思っています。
バルセロナはクライフに代表されるようにオランダサッカーの影響が強いクラブ。
このオランダスタイルの影響で、バルセロナのカンテラ出身のピケは3番を好んだのではないでしょうか?
なぜか3番を好んだ選手
最後になぜか3番を好んだ選手です。
モレノ・トリチェッリ
モハメド・カロン
アサモア・ギャン
まずはユヴェントスやイタリア代表で活躍したトリチェッリ。
彼は左サイドバックでもプレー出来ますが、プレーしたほとんどが右サイドバックなんですよね。
背番号固定制度が採用されてからは、ユヴェントスやフィオレンティーナなどで3番を愛用しています。
残念ながら理由は不明です…。
続いてはシエラレオネ代表でフォワードとして活躍したカロン。
インテルのイメージが強い選手でしょうか?
背番号はあまりこだわっていなそうですが、インテル時代に3番を付けてプレーしていますね。
ちなみに3番の理由は、NBAのアレン・アイバーソンのファンだから…だそうです。
ちなみにアレン・アイバーソンが所属したクラブのうちの1つである、76ersというチームではアイバーソンの功績を称え3番が永久欠番となっています。
最後はガーナ代表のエースストライカーであるギャン。
彼は頭に3というそり込みを入れるほどに3番を愛する選手です。
ちなみに33番などを含め、所属したクラブのほとんどで3番を使っていますよ。
もちろんガーナ代表でも謎の3番のフォワードとなっています。
子供の頃から使っていたお気に入りのナンバーだそうですが…理由は今一つ不明です。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
3番は左サイドバックやセンターバックの番号
通常は左サイドバックだがオランダやブラジルではセンターバック
国によって違いはあるものの、背番号はポジションに由来したものが多いです。
そのため、やはり似たタイプの選手と言いますか…イメージや特徴が近い選手が多くなるのが面白いところですよね。