サッカー選手のもう一つの顔とも言えるのが背番号ですよね。
近年は番号固定制が当たり前になったために、この選手と言ったら何番!みたいなイメージもあるかと思います。
となると…その番号の意味というのも気になるところですよね。
今回はそんな背番号の意味を紹介したいと思います。
他にもこの番号を代表する有名な選手も紹介しますよ。
ということで今回は背番号10番編です!
Contents
サッカーの背番号10番の意味とは?
サッカーの背番号の意味・決め方を簡単に紹介
サッカーの背番号というのは、決して適当に決めているものではありません。
古くはポジションごとに番号が割り当てられており、番号を見れば役割がなんとなくわかる…といったものでした。
(元来の各ポジションの番号は、上記の図を参照)
近年は結構好きに番号を付けるようになってきた印象もありますが、現在でもこのポジションに由来した番号の付け方を見て取ることが出来ますよ。
フォーメーションと言いますか、戦術の発展の違いで国ごとに微妙に番号の意味が異なるのも面白いところ。
この辺りは非常に深いので、下記の記事で詳しく紹介しています。
背番号10の意味とは?
では、10番の意味とはいったい何なのか?
どこのポジションで何を象徴する番号なのかというと、こんな感じです。
・司令塔
・エースストライカー
・左サイドアタッカー
一言でタイプを説明すると、テクニックのある攻撃的な選手が付けることが多いと言えるでしょう。
中盤にトップ下を設けているチームでは、10番の選手がトップ下で攻撃を司る形になります。
つまりは司令塔ということですね。
(ただし、イングランドを除く)
中盤が4-4-2のフラットのような構成の場合、左サイドハーフに10番を付けることが多いです。
特に近年は真ん中のスペースが無いことにより、トップ下を設けないチームが増えている印象。
テクニックのある選手がサイドに移動している傾向がありますね。
(ただし、イングランドを除く)
そしてイングランドでは伝統的に、10番はエースストライカーの番号となっています。
2トップの場合は9番と10番になりますが、他国とは違い10番がエースの番号となります。
ただ近年は多国籍の選手も増えており、イングランド人以外の監督も増えています。
その影響か…クラブチームでは10番のエースというのは減ってきている印象がありますね。
代表では変わらず、エースストライカー=10番です。
サッカーの背番号10番の有名選手を紹介!
背番号10の代表的な選手といったら誰か。
なるべく時代が偏らずに…広く取りたいので「この選手がいない!」とかがあるかもしれませんが…ご了承下さい。
プレースタイルが3つありますので、せっかくですから全部を紹介しましょう。
司令塔タイプ
まずは司令塔タイプ。
ドラガン・ストイコビッチ
ロベルト・バッジョ
ジネディーヌ・ジダン
ストイコビッチは典型的なトップ下タイプ。
セカンドトップでプレーすることもありましたが、フォワードとミッドフィールダーの間で攻撃を組み立てるという、まさに司令塔の典型的なタイプです。
バッジョは9.5番とも評されたように、よりフォワードに近いタイプですね。
トップ下のポジションを設けていなかったこともあり、セカンドトップとしてプレーする機会が多かったです。
しかし点も取れる司令塔と言いますか、攻撃の中心的存在であったことからここで紹介。
比較されることが多いデル・ピエロやトッティは、若い時はよりトップ下に近く…年を重ねてからはストライカーに近いプレースタイルに変わりましたね。
そしてジダンが最もこの司令塔という割り当てにふさわしい選手でしょうか?
中盤のスペースが無くなってきていた時代に、素晴らしいボールコントロールでゲームを作った存在です。
母国の英雄でもあるプラティニも同様のタイプですが、得点力が高かったこともありストイコビッチに近いプレーヤーでしょうかね?
紹介からは漏れましたが…マラドーナもここにしても良いかもしれません。
アルゼンチン代表のエースではありましたが、攻撃を作る選手でした。
バッジョと同じく9.5番タイプでしょうか。
エースストライカータイプ
そしてエースストライカータイプ。
ウェイン・ルーニー
マイケル・オーウェン
ペレ
ルーニーはイングランド史上最高のストライカーと言っても良い存在ですよね。
イングランドのエースとして得点を量産(通算得点数1位)したことはもちろん、技術の高さからアシストでもチームに貢献するタイプ。
どちらかと言うとセカンドトップタイプで、スピードとテクニックを活かしたプレーヤーですね。
オーウェンは何と言っても一瞬のスピードが武器のエース。
ルーニー以前の10番と言えばオーウェンでした。
どちらも小柄でスピードのあるタイプですので…なんとなく似ている気がしますが、オーウェンの方が典型的なストライカー。
そしてペレですが、10番が特別な番号になったのはこの人の功績。
フォワードが4人だった時代に、左側のCFをしていたために10番となっています。
ペレが右側だったら…特別な番号は9番になっていたかもしれないんですよね…。
左サイドハーフタイプ
最後に左サイドハーフタイプ
アリエン・ロッベン
中島翔哉
リオネル・メッシ
ロッベンはオランダ代表では左ウィンガー。
11番のイメージも強いですが、バイエルンでは10番を付けています。
これは多分ドイツでは10番が左サイドハーフだから。
オランダでは左ウィングでしたので、左ウィングの番号である11番を付けていたのではないでしょうか。
そして日本の10番と言えば中島翔哉。
左サイドハーフを主戦場とし、スピードに乗ったドリブルとカットインからのシュートが武器ですね。
日本代表の中盤はフラットな4枚が多く、過去の10番も似たようなタイプが多かったかと。
香川真司選手や乾貴士選手など、トップ下でもプレー出来る選手が左サイドハーフに入っていた印象です。
最後にメッシですが、ハーフ…として良いのかは微妙なところ。
3トップのウィングであり、2トップ時にはフォワードでプレーしています。
しかし世界を代表するサイドアタッカーという意味ではここでも良いのかなと…。
メッシは左よりも右のイメージが強いですけどね…。
ネイマールなんかもここに入れても良いかと思います。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
10番は司令塔や、センターフォワード、左サイドアタッカーの番号
テクニックに優れたタイプの選手が多い
現在はトップ下不在が主流なので…サイドやセカンドトップが多いか
国によって違いはあるものの、背番号はポジションに由来したものが多いです。
そのため、やはり似たタイプの選手と言いますか…イメージや特徴が近い選手が多くなるのが面白いところですよね。