小野伸二を怪我させたフィリピン選手は誰?原因と怪我がなければどうなったかを考える

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早熟の天才…この言葉が非常に重く感じるのが小野伸二選手。

若かりし頃から天才の名を欲しいままに、テクニックの優れた選手として有名だったそうです。

40歳となり2020年で23回目のシーズンとなるだけに、超が付く程のベテラン選手。

しかしどうしても「早熟の天才」というイメージが強いのは、シドニーオリンピックのアジア地区一次予選のフィリピン戦での怪我が原因ではないでしょうか?

この長期離脱となり、その後の選手生活にも大きな影響を与えた怪我について詳しく見ていきたいと思いますよ。

怪我をさせた相手は誰だったのか?

なぜあれほどの悪質なタックルとなったのか…。

はたまた、怪我がなければどんな選手になったのか。

その辺りを考えたいと思います。

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小野伸二を怪我させたフィリピン選手は誰?

小野伸二選手を怪我させた選手ですが、当時フィリピンU-22代表のDan Padernal選手です。

1999年7月4日に、日本の国立競技場で行われたシドニーオリンピックのアジア1次予選の試合でした。

小野伸二のサッカー人生を狂わせた最悪なタックル ●FC琉球 ●サッカー日本代表

その後はU-23だけでなく、A代表でもプレーしたフィリピンでは有名な選手のようですが…あまり日本では縁がない印象ですよね。

そのため、正しい読み方も不明ですが…ダン・パデルナルというのが近いカタカナになるでしょうか?

この選手は1981年5月17日生まれで、1999年7月4日当時は18歳。

あまり情報は無いのですが…フィリピンの国内クラブであるSan Beda Red LionsMendiola FCなどでプレー。

どうやら2010年まで現役を続けたようです。

その後は指導者に転向し、詳細な時期は不明もU-19フィリピン代表の監督に就任。

実は2015年10月に行われた、AFC U-19選手権バーレーン2016の予選で日本とも対戦しているんですよね。

冨安健洋選手や、堂安律選手などが選出されていた2015年のU-18です。

2016年8月からはJPVマリキナFCというチームの監督に就任。

2020年1月現在も、どうやらここで監督業をしているようですよ。

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小野伸二の怪我の原因はなんだったのか?

小野伸二選手の怪我の原因ですが、不明としておきましょう。

後方からのタックルであり、しかも両足で行きカニバサミにしているところから…非常に悪質なタックルだったことは事実です。

これにより、左膝の靱帯断裂という重傷を負い…長期離脱。

結局現在に至るまでプレーに影響を与えるという、非常に大きな怪我になってしまいました。

推測ではありますが、あの怪我に繋がった悪質なタックルの原因はこんな感じではなかったか…と言われています。

・大差となり過ぎた

・小野伸二がキープレーヤーだったから

・日本とフィリピンにレベル差があり過ぎた

得失点差が響く可能性もありますので、取れる時に取る…というのは決して間違いではありません。

しかしフィリピン戦は、この試合より前に行われたアウェーの段階で13-0の大勝。

この試合でも11-0の大勝でした。

小野伸二選手が怪我をする前までで6得点を挙げており、この段階でトータルスコア19-0だったんですよね…。

キープレーヤー説は…個人的には微妙な気がします。

確かに小野伸二選手もキープレーヤーでしたが、中村俊輔選手もいましたし本山雅志選手もいました。

日本のキープレーヤーを潰しておこう…という意図ではないと思うんですよね。

恐らく大量の点差と明らかな実力差により、全くプレー出来ないことへの苛立ちがこのタックルの原因になったかと思います。

感情的にタックルにいってしまいましたが、怪我をさせる意図はなかったように見えるんですよね。

とは言っても、非常に悪質なタックルだったことに間違いは無く…結果大きな怪我になってしまったという点で肯定できる行為でなかったことは事実ですね。

ちなみに2016年に、就任したJPVマリキナFCの公式フェイスブックにて、本人…ダン・パデルナル氏のコメントが掲載されています。

ちょっと引用してみます。

That play was an accident which resulted from a challenge I made to the ball, It was never my intent to injure another player.

Football is a tough sport with physical contact, sometimes an accident happens.

I would like to apologize to Shinji Ono, to the fans of Shinji Ono, and to all the football fans in Japan.

Mr.Ono’s career could have become more wonderful, had that injury not happen.

However, I am really elated to hear that he is still playing football, even now.

I am sincerely hoping for the J1 promotion of Consadole Sapporo, and hope this message will reach Shinji Ono.

出典:JPV Marikina Football Club facebook

ボールにトライした結果であり、怪我させる意図は無かったと語っていますね。

そして本人や日本のサッカーファンに謝罪したい…と。

最後には現在もサッカーを続けているという話を聞いて、非常に嬉しく思っている…といった内容でしょうか。

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小野伸二は怪我がなければどの程度の選手になったのか?

小野伸二選手がこの大怪我をしなければどうなっていたのか…?

こればかりはタラレバですので、結論はありません。

しかし個人的には更なる化物へと進化していたと思っています。

どうしても怪我が多い印象のある選手ですが、やはり遠因にはこの時の怪我があるようで…完全に治らないことが今までのキャリアまで響いているようです。

ちなみにこの怪我の重さがわかるのが、この本人のインタビューです。

あのケガで、僕はすべてを失った。

シドニー五輪もそうだし、足の感覚だけじゃなく、サッカーのイメージ全体が消えてしまった。

あそこから、自分が持っているイメージ、練習でも試合の時のようにやれていた感覚がなくなって、『あれ、なんでだろう?』と迷いながらプレーするようになってしまった。

出典:web Sportiva

このように肉体的な問題だけでなく、感覚的な部分にも大きな影響を与えたことがわかります。

しかも小野伸二選手のようなプレースタイルの選手には…これは非常に大きな変化でしょう。

絶妙なボールタッチ、抜群の視野の広さ、そこに通せる繊細なキックテクニック…。

どちらかと言うまでもなく、感覚重視の選手ですよね。

この怪我がありつつもオランダのフェイエノールトでは主力として大活躍。

しかも当時のフェイエノールトは非常に強かった…。

怪我が無ければもっと上のクラブでプレー出来たことは間違いないでしょう。

もちろんこの挫折が小野伸二選手を強くした…という側面も否定は出来ません。

それでもサッカーファンとしては、怪我なく万全の状態であったなら…世界トップリーグで大活躍する姿が見れたのではないかと思ってしまいます。

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まとめ

ということで今回の記事のまとめです。

小野伸二選手を怪我させたのはフィリピンのダン・パデルナル選手

怪我の原因は、日本とフィリピンの得点差と実力差にあったのでは?

怪我がなければ…もっと偉大な選手だったかもしれない

抜群のテクニックはもちろんですが、なんと言っても非常に楽しそうにサッカーをする姿が印象的。

個人的には歴代でトップクラスのお気に入りの選手です。

無理はしないでほしいですが、出来るだけ長くプレーを続けてほしいですね。

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