今でも語り継がれる2006年ドイツワールドカップの決勝に起きた、ジダン頭突き事件!
テレビを見る限りでは…突如ジダンが相手選手に頭突きを見舞い、それによりレッドカードで退場にって感じでした。
果たしていったい何があったのでしょうか?
事件の直後から色々とメディアの憶測を含めて報道されていましたが、あれから12年…やっと真相が明らかになったようです。
ジダンはなぜ頭突きをしたのか?
また、その相手は誰だったのかを見ていきたいと思いますよ。
ジダンの頭突きの理由が判明!
ジダンの頭突きの真相は、姉を侮辱されたというのがどうやら本当のようですね。
当初から様々な意見が出ていましたが、決定打となったのはこれだったようですよ。
事件の後のお互いの発言から、当日の流れはこんな感じだったようです。
・マテラッツィがジダンのユニフォームを引っ張る執拗なマーク
・ジダンが「そんなにユニフォームが欲しいのなら試合後にくれてやる」と挑発
・対してマテラッツィは「ユニフォームよりお前の姉ちゃんがほしい」と対応
・ジダンがそれに対して返答(明らかになっていない)
・マテラッツィ「お前の姉ちゃんより娼婦の方がましだ」と発言
・ジダン キレて頭突きをかます
ちょっと日本人には色々と理解出来ない部分もありますが、欧州の習慣などを考えると色々と見えてきますよ。
あちらでは誰かを侮辱したり挑発したりするときに、家族を槍玉に挙げるという特徴があります。
低レベルな話で申し訳ないですが…ジダンに対して「おい!ハゲ頭」というよりも、「お前の母ちゃん出ベソ」と言う方がダメージがでかいってことですね。
ちなみに両者の発言が食い違っている部分があり、ジダンは「母と姉を侮辱された」と語っています。
発言の内容は語っていませんが、母親と姉に対する侮辱としていますよ。
対してマテラッツィは「姉に対する侮辱」のみを認めています。
そしてそもそも「姉がいるのかどうかも知らなかった」としていますね。
この辺りは言い訳と取るか…個人の判断によるとは思いますが、「欧米人は家族を槍玉に挙げて挑発する」という前提を思うと…本当に知らなかった可能性もありそうです。
ジダンの頭突き相手はいったい誰?
ジダンの頭突き相手ですが、イタリア代表のセンターバックであったマテラッツィですね。
この件でかなり有名になりましたが、当時としては…少なくともジダンに比べると遥かに無名な選手でした。
簡単にプロフィールを紹介しておきましょう。
日本人選手との関りも意外と深く、短期間ではありますがペルージャ時代には中田英寿さんともチームメイトでした。
そしてインテル最後のシーズンとなった2010-2011は、長友佑都選手がインテル加入。
2人はお互いに親友だと語っていますよ。
ちなみに長友佑都選手のインスタには、本田圭佑選手含めての3ショットなんてものがアップされていたり。
マテラッツィは2001年頃からイタリア代表に継続的に呼ばれていますが、2002年日韓は控え、2006年ドイツも基本的には控えの選手でした。
ネスタの負傷により出番が廻ってきて、いいプレーをしたためにそのまま定着した選手です。
その後2008年のユーロまでは代表に呼ばれていましたが、キエッリーニやガンベリーニなどの出現もあり…また所属クラブのインテルでも2008-2009シーズン頃から出番が減り…って感じですね。
ジダンとマテラッツィは和解したの?
ジダンとマテラッツィですが…一応和解したことになっています。
ワールドカップのあとには「俺がジダンに本当に言ったこと」なんて本を出版し、ジダンは露骨に不快感を示していたりということもありました。
ちなみにこの本には真実は書かれておらず、この事件を面白おかしく語ったジョーク本となっていますよ。
現在だと新品はなかなかなさそうですが、中古でお安く手に入れることが可能です。
当事者じゃないから…だとは思いますが、なかなか面白い内容となっています。
内容は先ほど書いたように、真相ではなくジョークです。
その後は一応和解が報じられていますが…真相は不明となっていますね。
お互いに最早そのことについては触れないって感じなのかもしれません。
しかし2016年にはマテラッツィが自身のインスタにこんなものをアップして話題になっていますよ。
頭突き事件をイラストにして額に入れて飾ってしまうので…ジダンとしたら面白くないでしょう。
大人の対応で表面上は和解しているものの、ジダンとしては関わりたくないというのが本音かもしれません。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
頭突き事件の真相は、姉を侮辱されたこと
頭突きの相手はマテラッツィ
両者は和解したと報じられるも…微妙な気が
当時を知る方としては懐かしさも感じるくらいの年月が経ってしまいましたね。
ワールドカップの決勝という舞台もあり、ジダンの引退試合ということもあり…今後も何かと話題になるでしょう。
当事者はもう触れられたくないのかもしれませんが…。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。