マラドーナと言って思い浮かぶのは…やはり10という背番号ですよね。
アルゼンチンでもナポリでも、水色のユニフォームの10番が定番でしょう。
全くもって他の番号のイメージがわかないですが…10以外の番号を付けていたことはあるのでしょうか?
当時は背番号が固定ではなかったこともあり、全部を調べるのは非常に難しい状態でした…。
わかる範囲で、過去に背負った番号を調べてみましたよ。
そしてマラドーナの10番、ナポリの10番と言えば永久欠番。
なのですが、復活の噂も出ているようです。
この辺りもついでに見ていきましょう。
マラドーナのクラブでの背番号を歴代で紹介!
マラドーナのクラブでの背番号ですが、キャリアを一覧にしてみましょう。
1976-1982 アルヘンティノス・ジュニアーズ 10番
1981-1982 loan ボカ・ジュニアーズ 10番
1982-1984 バルセロナ 10番
1984-1991 ナポリ 10番
1992-1993 セビージャ 10番
1993-1994 ニューウェルズ・オールドボーイズ 10番
1995-1997 ボカ・ジュニアーズ 10番
このように、所属した全てのクラブで基本的には10番を使っています。
「基本的に」というのは、この時代は今のように背番号が固定式ではなかったんです。
スターティングメンバーが1番~11番までとなっていましたので、ベンチスタートの際はどんな選手でも12番以降…ということになるんですよ。
マラドーナも当然例外ではなく、ベンチスタートの時は10番以外の番号となっていました。
ということもあり、背番号を全て…となると正式に記録に残っているかどうかも怪しいという感じになりそうです。
しかし、出場した試合のほとんどが10番だったと言っても過言ではないでしょう。
当時の貴重な映像と共に背番号を見てみて下さい。
マラドーナの代表での背番号を歴代で紹介!
マラドーナの代表でのキャリアをまとめてみましょう。
1979年 FIFAワールドユース選手権 10番
1982年 ワールドカップ スペイン 10番
1986年 ワールドカップ メキシコ 10番
1990年 ワールドカップ イタリア 10番
1994年 ワールドカップ アメリカ 10番
親善試合までは網羅できませんが…出場したワールドカップは4大会全てで10番となっています。
ちなみに代表デビューは1977年2月16日に行われた、親善試合のハンガリー戦での途中出場と記録されているようです。
代表での貴重なプレー映像も紹介しましょう!
1978年にアルゼンチンで行われたワールドカップにも、最終候補の25人の中には残っていたそうで…もし出場していれば5大会連続だったんですけどね。
マラドーナも成し遂げられなかっただけに、この5大会連続出場というのは本当に珍しい記録となっていまして…2018年のロシアまでで4人となっています。
メキシコのアントニオ・カルバハル(1950~1966)、ドイツのローター・マテウス(1982-1998)、イタリアのジャンルイジ・ブッフォン(1998-2014)、そしてメキシコのラファエル・マルケス(2002-2018)となります。
イタリアが敗退しなければ…ブッフォンは前人未到の6大会連続だったわけですね。
マラドーナと言えばナポリ!永久欠番が復活?
マラドーナと言えばナポリであり、ナポリの10番と言えば永久欠番となっています。
もちろんマラドーナの偉業を称えてのことですね。
と言うのもマラドーナが来る前のナポリはまさに残留争い…セリエAでの最下位付近が定位置のチーム。
それが1984-1985シーズンには8位、1985-1986シーズンには3位、そして1986-1987シーズンにはスクデット(優勝)と一気に競合へ。
1986-1987シーズンにはコパ・イタリアも制し2冠を達成しているのですが、これは当時トリノとユヴェントスしか達成していない偉業でした。
1988-1989シーズンにはUEFAカップを、1989-1990シーズンには2度目のスクデットと「だけ」ではないですが、まさにマラドーナ効果。
この大活躍から背番号固定ではなかったものの、代名詞と言える10番が永久欠番となっています。
しかし現在所属するロレンツォ・インシーニェに10番を与えては?という声が現地で出ているようです。
彼はナポリの出身でもあり、ナポリの象徴的な選手と言えますしね。
それに対するマラドーナの返しがこちら。
『FourFourTwo』によると、同氏はインシーニェに10番を託すか?との問いに対し、「アイツがオレよりゴールを決めたら、10番を背負えるよ」とコメント。まずは自身が記録したナポリ通算115ゴールを越えろとのことだ。
出典:the WORLD
恐らくマラドーナなりのジョークであり、叱咤激励も含んでのこととは思います。
マラドーナ以来のセリエA制覇を成し遂げれば、10番も復活という可能性もあるかもしれませんね。
ここ何年かは惜しいところまではきていますので、2018-2019シーズンこそ久々のスクデットとなるでしょうか?
なのですが、インシーニェ自身は10番は光栄であるものの…今の24番にこだわりがあるということを語っていますよ。笑
伊『sky Italia』によると、インシーニェは「10番を背負うことに恐怖はないよ。ただ、いつだってマラドーナはマラドーナだ。いつの日か永久欠番ではなくなり、全てのストライカーの夢になればいいね。全ての若手選手も野心を持つべきだ。個人的には24番に満足しているんだ。だって妻の誕生日だから。僕が10番をリクエストしたというのは真実ではないね」とコメント。
出典:the WORLD
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
マラドーナのクラブでの背番号は基本的に10番
代表でも主要大会では10番
ナポリの10番が復活の可能性も
今と違い試合ごとに背番号が違う選手も多かった中、やはり10番が代名詞というのはそれだけ凄いことでしょう。
やっぱりサッカー少年にとって特別な番号、というのはこの時代の名残でしょうかね?
今は先ほどのインシーニェのように1~11番の中…というよりも自身のこだわりの番号を使う選手が多いですし。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。