冬の風物詩と言えば高校サッカー選手権!
第99回大会は、2022年12月28日より開幕し、2023年1月9日に決勝となります。
そんな今大会で、要注目してほしい選手を紹介しますよ!
正直紹介したい選手はたくさんいるのですが、個人的に特に気になる選手を20名ほどポジション別に紹介します。
(同じ高校に偏らないように…というチョイスをしたので、泣く泣く書かなかった選手も多いです)
プロのスカウトも注目していたり、既にプロ入りが決まっていたりと…やはりレベルが違うなと思う選手が何人もいます!
今回の選手権だけでなく、大学サッカーやJリーグでの活躍も期待出来そうな選手ばかり。
今回の記事では、第101回高校サッカー選手権に出場するチームの中から選んでいます。
惜しくも全国への切符を逃した学校の選手は選出していないのでご了承願います。
既にプロ入りが決まっている選手はこちらの記事が詳しいですよ。
第101回高校サッカー選手権の注目選手20選!
各都道府県の代表校も決まり、既に日程も発表済みとなっている第101回高校サッカー選手権大会です。
出場48校、全1,440名の選手が参加するわけですが…特に気になる選手を独断と偏見で選んでみました!
各ポジションごとに見ていきましょう。
ちなみに大会の日程や出場校情報はこちらの記事をどうぞ。
FW
福田師王 神村学園(鹿児島)3年
神村学園のエース。
2年前から驚異の1年生として紹介している、世代屈指のストライカーでありU-19日本代表に選出されています。
キーパーの手を上回る打点の高いヘディングや、左足から放たれる強烈なシュートが持ち味の選手。
ゴールへの執念が非常に強く、泥臭く貴重な1点をチームにもたらしてくれる選手です。
あまりにも有名になり過ぎて…対戦相手からは徹底マークに合う試合も多いですが…それでも強引に振り切って前を向こうとする姿が印象的ですね。
卒業後はドイツのボルシアMGへの入団が内定しています。
オウイエ・ウィリアム 日体大柏(千葉)3年
日体大柏のエース。
190cmという長身ながら抜群のスピードとテクニックを兼ね備えた選手です。
元々はスピードを活かしたSBの選手だったようですが、今年度はFWとしてプレー。
サイズと足の長さを活かした懐の深いキープが持ち味となっています。
技術力が非常に高く、ボールタッチが柔らかいのも特徴ですね。
視野の広さやパスセンスも非凡なものがあり、ハッキリ言って何でもできるタイプのFWです。
卒業後は柏レイソルへの入団が内定しています。
森重陽介 日大藤沢(神奈川)3年
日大藤沢のエース。
なんと言っても198cmという圧倒的な長身を活かしたプレーが持ち味の選手です。
1トップとしてサイズを活かしたキープ力は想像通りと言えますが、この選手はそれだけじゃない。
「デカい選手は下手」「デカい選手は遅い」なんてのは当てはまらず、技術とスピードも非常に高い水準にあるのがポイントです。
CBとしてもプレーが可能で、リードしている試合では途中からCBとして逃げ切りを図る作戦も。
卒業後は清水エスパルスへの入団が内定しています。
山本吟侍 高川学園(山口)2年
高川学園の2年生エース。
U-16日本代表にも選出されている選手で、非常に技術力の高いプレーを見せてくれる選手です。
技術力が高いおかげか、非常にプレーの幅が広い印象があるのも特徴。
アイディアも豊富でボールを持ったら次に何をしてくるのか予想が付かないタイプですね。
高足善 前橋育英(群馬)3年
前橋育英のエース。
夏のインターハイではチームを優勝へと導いた決勝ゴールを挙げ、一躍話題となりました。
158cmと小柄な選手ですが、セカンドボールの予測やそこに対する動き出しが上手いのが特徴ですね。
2トップを組むことが多い山本颯太選手や、小池直矢選手が空中戦に強いタイプの大型ストライカーなため非常に相性が抜群。
小湊絆 青森山田(青森)3年
青森山田のエース。
前回大会は2年生ながらチームの中心選手としてプレーし、3得点という結果を残し優勝に大きな貢献をしています。
今年度は伝統の10番を背負い、数少ない昨年度からの主力としてチームを引っ張る存在に。
なんでも高い水準でこなしてしまう万能型ストライカーではありますが、抜群のスピードと競り合いの強さが持ち味と言えるでしょうか。
MF
徳永涼 前橋育英(群馬)3年
前橋育英の主将であり、伝統の14番を背負う選手。
例年良いボランチがいるチームですが、今年度もハイレベルですね。
攻撃では高いキープ力を活かして時間を作り、広い視野と確かな展開力で攻撃を構築。
守備では高いボール奪取力を活かして攻撃の芽を摘んでいます。
U-18日本代表でもプレーする、世代屈指のボランチでしょう。
大迫塁 神村学園(鹿児島)3年
神村学園の主将を務める司令塔。
1年生の頃から神村学園のエース番号である14番を付けてプレーしている選手です。
抜群の視野の広さと、高い精度の左足を武器にパスを散らしながら攻撃を構築。
ここぞと言う時に決定的なスルーパスを送り込める選手ですね。
昨年度はトップ下でのプレーが多く、攻撃に重きを置いたプレーが多かった印象。
しかし今年度はシステムもありダブルボランチの一角でプレーしており、今まで以上に攻撃を組み立てる段階でボールに絡んでいる印象がありますね。
卒業後はセレッソ大阪への入団が内定しています。
金川羅彌 日章学園(宮崎)3年
日章学園のボランチ。
中盤の底でボールを引き出し、正確なロングボールでサイドを大きく使うタイプの選手です。
本当に良いところが良く見えている選手で、一本で流れを変えるロングボールが蹴れる選手ですね。
しかし、それだけではなく自らボールを運んだり、前にスルスルと入っていってはシュートに絡んだりもできます。
卒業後はテゲバジャーロ宮崎への入団が内定しています。
荒井悠汰 昌平(埼玉)3年
昌平高校のサイドアタッカー。
MF登録のことが多いのでここで紹介しますが、プレースタイルとしてはどちらかというとWGでしょう。
左利きで右サイドに配置されることからわかるように、カットインからシュートやラストパスが供給できる選手です。
もちろん縦への仕掛けも可能であり、対峙するDFとしては対応が悩ましいところ。
パワフルな突破という言葉が似あう選手です。
卒業後はFC東京への入団が内定しています。
阪田澪哉 東山(京都)3年
東山のサイドアタッカー。
背番号10を背負いU-18日本代表にも選出されている選手です。
なんと言っても抜群のスピードを活かしたプレーが持ち味で、サイドを深く切り裂きゴール前に迫ります。
得点力も高く、県大会では8ゴールという結果を残していますね。
卒業後はセレッソ大阪への入団が内定しています。
名願斗哉 履正社(大阪)3年
履正社のサイドアタッカー。
しなやかなドリブル突破が持ち味の選手で、左サイドを主戦場に長い距離をドリブルで運べる選手です。
スピードもあるのですが…速いというよりは上手いと言うか…しなやかなドリブルという言葉がやはり適切でしょうか。
ワールドカップで大活躍した三苫薫選手のようなイメージです。
卒業後は川崎フロンターレへの入団が内定しています。
DF
津久井佳祐 昌平(埼玉)3年
昌平高校の主将を務めるCB。
対人守備が非常に強い選手なのですが、身体が強いというタイプでは無く守備が上手いタイプの選手ですね。
守備の技巧派…とでも言うのか、高校年代でありがちなフィジカルの差を活かしてボール奪取するタイプではありません。
身体のぶつけかた足の出し方と、相手にとって嫌なプレーを適切に選択する選手ですね。
少し気になるのは長期離脱となった怪我の影響がどの程度残っているか…。
卒業後は鹿島アントラーズへの入団が内定しています。
多久島良紀 青森山田(青森)3年
青森山田の主将を務めるCB。
昨シーズン選手権を勝ち取り、更には最強世代と言われた青森山田で2年生ながら主力だった選手です。
CBに必要な能力の全てが高い、総合的に能力の高いタイプの選手ですね。
しかしながら昨年の選手権は負傷で欠場…。
今年度も怪我で離脱する期間が非常に長く…今大会で戻ってきたものの、万全では無いであろうところが気になります。
碇明日麻 大津(熊本)2年
大津高校の2年生CBです。
2年生ながら名門大津のCBを務めており、それもそのはずU-17日本代表にも選出されている選手です。
187cmという長身を活かしたプレーが武器なのですが、サッカー選手として総合的に能力が高いのも特徴。
それを表すかのように、FWでも中盤でもプレーが可能な万能型です。
アッパ勇輝 日大藤沢(神奈川)3年
日大藤沢の右サイドバック。
守備力が高いタイプのサイドバックですね。
簡単に振り切られない粘り強い守備対応が持ち味となっており、また危機察知能力の高さも守備力の高さを一段上に上げていると言えるでしょう。
攻撃面ではキック精度を活かしたプレーが見どころ。
他にも178cmと特別大きくは無いものの…身体能力の高さとポジション取りの上手さで空中戦が強いのもポイント。
セットプレー時には得点源になれる存在です。
櫻井稜 鹿島学園(茨城)3年
鹿島学園の右サイドバック。
自慢の快足を活かしたプレースタイルとなっており、タッチライン際を圧倒的な速さで駆け抜けるのが特徴です。
その快足は特に攻撃面で活かされ、相手DFを置き去りにして敵陣深くまで切り込んでいける選手です。
U-17日本代表にも選出されていますね。
藤井葉大 飯塚(福岡)2年
飯塚高校の左サイドバック。
U-16日本代表にも選出されており、守備では対人の強さと空中戦の強さが特徴の選手です。
攻撃面では迫力のある攻撃参加が持ち味であり、精度の非常に高い左足から繰り出されるロングボールは素晴らしいの一言。
個人的にイチオシの選手となっており、福岡県大会決勝で見せた「左サイドから一気に右サイドへ送る斜めのパス」では思わず声が出ました。
あのタイミングでそこを見れる視野、正確に長距離を送り込めるキック精度と、本当に素晴らしいの一言です。
GK
藤澤芭琉 徳島市立(徳島)3年
徳島市立の守護神。
恐らく今大会No.1ゴールキーパーは彼では無いでしょうか?
188cmという長身を活かした迫力あるセーブが持ち味の選手。
ハイボールの強さは予想通りでしょうが、この選手の持ち味は至近距離のシュートストップ能力の高さです。
加藤夕暉 星稜(石川)3年
星稜の守護神。
175cmとGKとしてはサイズが無いものの、身体能力の高さでそれを補っています。
足が速く更には守備範囲が広いために、星稜のDFラインは高くコンパクトなのが特徴ですね。
広大な裏のスペースを守れるという守備範囲の広さがあってこそですが、身長が高くないこともありチーム戦術とはマッチしているでしょう。
また2年生の時にはインターハイでPK要員としてプレーしており、シュートストップ能力には折り紙付き。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
第101回高校サッカー選手権の注目選手をポジション別に20名紹介
他にも紹介したい選手はたくさんいるのですが…今回は20名を紹介させて頂きました。
選手権に出場する高校の注目選手は、各高校のページでも紹介しています。
そちらも合わせてどうぞ!
最後までお読み頂き、ありがとうございます。