バルセロナの黄金期を支えた中盤と言えば、やっぱりシャビとイニエスタですよね。
特にブスケッツがボランチに入るようになってから、右にシャビ左にイニエスタと並ぶ機会も増え、果たしてどちらの方が上なのかという議論も!
どっちがスペイン史上最高のミッドフィールダーなのか、気になるところ。
このように比較されがちな2人であり、そのプレースタイルも似ていると言われがちではありますが…やはり両者はそれぞれ特徴が違いますよね。
そんな2人のプレースタイルの違いはどこにあるのでしょうか?
そうそう、バルサとスペイン代表では2人の背番号が入れ替わるのも気になりますね。
どちらも6番と8番ですが、クラブではシャビが6でイニエスタが8です。
代表ではイニエスタが8になり、シャビが6に。
これには理由があるのでしょうか?
シャビとイニエスタはどっちが凄い?
シャビとイニエスタのどちらが凄いのか、これはもう評価者によるとしか言えないでしょう!
どちらもワールドクラスの選手で、甲乙つけがたいのが事実です。
後ほど詳しく紹介しますが、似ているようで2人のプレースタイルはかなり違います。
それもあってバルサで共存出来たわけですが、2人の役割が違うのでどっちが凄いか…というのは一概に言えない部分がありますね。
と言った理由から、どちらが凄いかというと評価者の好みの問題となってくるのではないでしょうか?
あくまでも個人的な意見ですが、ボールを扱う技術が高いのがイニエスタ、サッカーが上手いのがシャビって感じに思いますよ。
シャビとイニエスタのプレースタイルの1番の違い!
2人のプレースタイルの1番の違いですが、ポジションではないでしょうか?
並んでいる位置という意味ではなく、どちらかというと役割的な意味で…ですね。
どちらもCMFとして試合に出ていることが多かったですが、シャビが求められているのはボランチでゲームをコントロールすること。
イニエスタは攻撃時に違いを作り出すこと、つまりはOMF、トップ下の役割が近いかなと。
シャビの1番の特徴は身体と空間の使い方の上手さでしょうか。
圧倒的なキープ力と正確なパス、更には守備能力も高いことからやはりボランチ向きの選手ですよね。
空間の使い方の上手さ故か、ルーズボールを拾う機会が多い印象もあります。
対してイニエスタはボールを前線に運ぶ能力に長けた選手でしょうか。
自らドリブルも出来ますし、バイタルエリアで決定的なパスを出すことも出来ます。
創造性に優れているので、やはりシャビの1列前で使うべき選手ですよね。
この2人の凄いところは、このような特徴の違いがありながらも…役割を入れ替えても高い水準で機能していたところ。
ポジションを入れ替えるシーンも頻繁に見られ、どちらの役割も出来てしまうところが凄さでしたね。
クラブと代表で背番号が入れ替わる理由はなぜ?
2人の背番号がクラブと代表で入れ替わる理由ですが、アルベルダが代表で6を付けていたからとなりそうです。
シャビとイニエスタは、4歳シャビの方が上ですので…シャビから見ていった方がわかりやすいですね。
バルセロナでシャビが6番を付けたのは01-02シーズンからとなっています。
その後、退団するまで6番以外の番号は使っていませんね。
バルセロナB時代や、移籍後のアル・サッドでも6番を使っているように、数字にこだわりがあると思われます。
対してイニエスタですが、07-08シーズンから8番を付けていますね。
それ以前は24番をつけており、この時はコクーやジュリーが8番を付けていました。
代表に目を向けますと、シャビは2002年の日韓ワールドカップでは19番。
2004年のユーロでは20番となり、8番を付けるのは2006年のドイツワールドカップからとなります。
代表での立ち位置を確立したのも2006年と言え、2004年は控えの印象が強いです。
そのため、背番号も選べる立場ではなかったものと…。
2006年から主力として背番号も一桁になったものの、この時の6番を付けるのはアルベルダ。
アルベルダはバレンシアでも6番を付けており、年齢的にも代表での実績もこの時点ではアルベルダの方が上。
なので6番をくれとは言えず、8番となったようですね。
イニエスタは2006年には期待の若手といった感じで控え要因でした。
この時の背番号は13番。
そしてアルベルダが代表に呼ばれなくなったことで、2008年のユーロからイニエスタが6番を付けています。
2008年の段階でシャビが「6に変えたい」と言えば、恐らく変更は可能だったでしょうね。
ですが既に代表で8番を付けていたために、「代表側で用意してくれた背番号を変えたくない」として変更しなかったと言われていますよ。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
シャビとイニエスタは凄さの種類が違う
2人の1番の違いは求められるプレー
背番号が入れ替わる理由は代表にあった
凄さの種類は違うものの、どちらも世界トップクラスの選手でした。
なので評価者の好みやサッカー観によって、どっちが凄いかは意見が分かれそうですね。
しかし、そんなレベルだった選手がJリーグでプレーしているというのは凄いことです。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。