新旧バルセロナの10番として、新旧エースとしてロナウジーニョとメッシを比較してみたくなりますよね。
もちろん年齢が違うわけで…どちらが凄いのかという比較に意味がないことはわかっています。
それでもどっちが凄かったのか、そういった妄想はサッカーファンならしてしまうもの。
バルサの10番でエースという共通点はあるものの、結構プレースタイルも違う2人。
凄さだけでなく、どういった役割を担っているのかも考えてみたいと思いますよ。
そしてメッシの成長で追い出された印象のあるロナウジーニョですが、果たして2人の仲は良いのか悪いのか。
真相は本人のみぞ知るところでしょうが、報道やコメントなどから推測してみましょう。
ロナウジーニョとメッシってどっちが凄いの?
ロナウジーニョとメッシのどちらが凄かったのか、これはどこを評価するかでしょうか。
後ほど詳しく触れますが、2人はそれぞれプレースタイルが違いますね。
簡単に言ってしまうと、人を魅了させるプレーはロナウジーニョが凄かった。
しかしチームを勝利に導けるのはメッシでしょうかね。
ボールを触る技術が高いロナウジーニョと、サッカーが上手いメッシとも言えるかもしれません。
活躍した時期も違うので、出した結果を見てみましょうか。
個人賞としては、FIFA最優秀選手賞とバロンドールを見てみましょう。
ロナウジーニョが2004年と2005年の2回獲得。
メッシは2009年から2012年までの4連続、2015年と合計5回獲得しています。
チームや代表はその時の状況やメンバーにも左右されますからね…。
なんとも評価は難しいですが、メッシが唯一獲得出来ていないタイトルとも言えるワールドカップをロナウジーニョは制覇しています。
こうして見ると…一瞬物凄い輝きを放ったロナウジーニョと、長く輝き続けているメッシとも言えるかもしれませんね。
ロナウジーニョとメッシのプレースタイルの違い!
ロナウジーニョとメッシの違いですが、10番に近いか9番に近いか…でしょうか?
どちらも正確なテクニックとスピードのあるドリブル突破が武器であり、それでいてシュートも正確でフィニッシャーとしても活躍出来る選手ですよね。
ロナウジーニョの方がプレーに独創性や驚きがあり、派手で見て楽しいプレーヤー。
メッシの方が必要最小手でゴールに向かうタイプと言えるかもしれません。
こういった違いはあれど、どちらも3トップの左サイドを主戦場に活躍したこともあり…比較的似ている気もしますね。
そんな中でもロナウジーニョの方がスペースを必要とし、個人技での突破やラストパスなどバイタルエリアで違いを作り出す10番タイプ。
メッシはよりゴールに絡むプレーが多く、得点もアシストも多い9番…いやウィンガーという意味では11番に近いタイプでしょうか?
ロナウジーニョもフィニッシャーとしての能力も高く、メッシも降りてきてボールを受ける能力も高いので非常に難しいですけどね…。
ポジションで言うならロナウジーニョの方がトップ下、オフェンシブハーフに近い選手。
メッシの方がセカンドトップに近い選手かと思います。
2人の関係は良かったの?
ロナウジーニョとメッシの関係ですが、決して悪くはなかったようです。
特にロナウジーニョとしては早くからメッシの才能を評価しており、事あるごとに「いずれ自分よりも凄くなるプレーヤー」と言っていましたね。
1つエピソードを紹介しましょう。
2006年の夏にバルセロナがプロモーションツアーでロサンゼルスを訪れた時、当時NBAのスター選手だったコービー・ブライアントが練習を見学しに来たことがある。
「ロナウジーニョは僕の親友の一人だったんだけど、彼と話していたら彼が僕に『ほら、コービー、僕の仲間を紹介するよ。彼はもうすぐ、あらゆる時代を通じて一番すごい選手になるよ』って言ってきたんだ。
だから僕は『え? 一番すごいのはお前だろ?』って返した。
そしたらロナウジーニョは答えたよ。
『いや、そんなことはないよ。ここにいるこいつこそ最高の選手になるやつだ』」。
当時17歳のその少年がリオネル・メッシだった。
出典:GOAL
そしてメッシとしてはロナウジーニョのことは尊敬の対象だったようです。
2013年のインタビューを紹介しましょう。
メッシは自身がトップチームに昇格した時を振り返り、「常に言ってきたけど、ロッカーに入った最初の瞬間から、ロナウジーニョと他のブラジル人選手であるデコ(ポルトガルへ帰化)、シルビーニョ、モッタが僕を受け入れてくれて、多くの力を貸してくれたんだ」とコメント。
「特に、ロナウジーニョはそうだったね。なぜなら、彼はチームの手本だった。僕は彼の近くで多くのことを学んだんだ」と語り、当時のエースへの賛辞を続けた。
「彼は大きな力になってくれたよ。16歳の子供にとってロッカーに入ることは決して簡単ではない。それも僕のような性格では尚更だね。しかし、ロナウジーニョがそういった全ての問題を解決してくれた。彼の近くで過ごし、多くのことを共有できる幸運に恵まれたんだ。彼は本当に素晴らしい人物で、彼の人となりが何より大切なことだよ」
出典:SOCCER KING
お互いがお互いをどう思っているのか、本人のみぞ知るところではありますが…お互いに実力を認め合った仲だったのではないでしょうか?
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
ロナウジーニョとメッシはどちらも凄かった
2人はプレースタイルが違う
2人の仲は決して悪くはなさそう
ゲームじゃないですけど、全盛期のロナウジーニョを3トップの左に。
そして今のメッシを3トップの右に、そんなバルサを見てみたいですね。
そうすると…1トップは誰が良いでしょうか?
エトー、ビジャ、スアレス…悩ましいですが、個人的には全盛期のロナウドと組ませてみたいですね。
バルサにはたった1シーズンしか在籍しませんでしたが…。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。