南米サッカー連盟が主催する大会であるコパアメリカ。
先日惜しくも準優勝となった、AFCアジアカップと同じような位置づけの大会ですね。
そんな南米の大会ですが、2019年大会には日本が招待されています!
アジアの日本がなぜ南米の大陸選手権大会に招待されたのか…疑問に思いますよね。
実はコパアメリカは過去から色々な国を招待チームとして招いているんです。
日本も過去の1999年大会に出場したことも!
いったい招待基準がどうなっているのか…この辺りも気になるところです。
コパアメリカ2019に日本はなぜ招待されたの?
コパアメリカ2019に日本が招待された理由ですが、結論から言ってしまうとお金でしょう。
もちろんそれだけではないでしょうが…やはり1番大きな理由はココになるかと…。
南米サッカー連盟は非常に予算が無いようで…毎大会コパアメリカの賞金の捻出に苦しんでいる…なんて噂もありますね。
サッカーの人気が高く、比較的裕福な国を招待することで、放映権やらなにやらでお金を引き出そうという意図は間違いないでしょう。
ちなみに近年の大会では南米サッカー連盟に所属している10ヶ国の他に、別大陸から2ヶ国を招待しています。
2019年大会では日本とカタールとなっていますよ。
カタールはオイルマネーと、2022年のワールドカップの開催国だから…でしょうか?
後ほど詳しく紹介しますが、日本は1999年にもコパアメリカに出場しています。
そして2011年にも招待されているんです。
この年は東日本大震災の影響もあり、日本サッカー協会はコパアメリカへの出場を断念し辞退。
その後、2015年にも招待されていますが…日程の都合で辞退しています。
この辺りも、改めて招待された理由と言っても良いかもしれませんね。
コパアメリカの招待チームの基準は?
コパアメリカの招待チームの基準は公表されていません。
こちらも後ほど詳しく見ていきますが、過去の招待チームを見て見ると一定の基準は見える気がしますね。
地理的に南米に近い国が多く、北中米の国が多くなっています。
そして強豪の多い南米だけに、ある程度サッカーの強い国を選んでいる印象もありますね。
先ほど紹介したように金銭的な面も考慮されているでしょう。
例えばFIFAランキング何位以内…みたいな明確な基準はなさそうに思います。
地理的条件や日程面、サッカーの力や人気の高さなどを総合的に判断して招待チームを決めているのではないでしょうか?
過去にはコパアメリカ1999に出場!
日本は1999年大会に1度出場しています。
パラグアイで開催された大会でしたね。
日本はグループAに所属し、ペルー、パラグアイ、ボリビアと対戦しています。
0勝1分2敗という成績で、グループ最下位で大会を終えていますよ。
この時の日本代表と言えば、先日引退したばかりの楢崎正剛さん、川口能活さん。
そして井原正巳さん、秋田豊さんが守備の中心に。
司令塔は現在監督として活躍している名波浩さん。
ストライカーは解説でお馴染みの城彰二さんに、呂比須ワグナーさんでしたね。
コパアメリカの過去の招待チーム一覧!
コパアメリカの招待チームを一覧で紹介します。
その前に、簡単に歴史を紹介しておきます。
コパアメリカは1910年に南米選手権の名前で初開催されています。
最初はたった3ヶ国の大会でしたが徐々に参加国が増え、南米10ヶ国全てが参加したのは1967年大会から。
招待国を呼ぶようになったのは、1993年のエクアドル大会からとなっています。
この大会以降、基本的に2ヶ国を招待する形が現在まで続いていますよ。
1993年:アメリカ、メキシコ
1995年:アメリカ、メキシコ
1997年:コスタリカ、メキシコ
1999年:日本、メキシコ
2001年:ホンジュラス、コスタリカ、メキシコ
2004年:コスタリカ、メキシコ
2007年:アメリカ、メキシコ
2011年:コスタリカ、メキシコ
2015年:ジャマイカ、メキシコ
2016年:アメリカ、コスタリカ、ジャマイカ、ハイチ、パナマ、メキシコ
2019年:カタール、日本
2016年に関しては100周年記念大会ということで、通常のコパアメリカとは違う形式となっています。
南米ではなくアメリカ大陸の大会として開催され、開催国もアメリカでしたね。
このため南米10ヶ国の他に、北中米の6ヶ国が参加しています。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
日本がコパアメリカに招待された理由は金銭面が大きそう
明確な招待国の基準は無さそう
アメリカやメキシコなど、地理的に近い国が過去には多い
日本は1999年に参加、2011年と2015年に辞退
強豪国の多い南米と、日本以外の国で戦うというのは非常に良い経験となるでしょう。
気になるのは選手の招集に強制力が無いということ…。
代表戦ではありますが、クラブは選手の招集を拒否することが出来るんですよね。
それも踏まえてメンバーがどうなるのか…。
意味のある遠征となるのか…非常に注目の大会と言えそうです。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。